成長因子を直接頭皮に注入するハーグ療法
ハーグ療法とはどんなもの?

ハーグ療法は、「ハーグカクテル」といわれる薬剤を直接頭皮に注入することにより髪の毛の発毛と成長を促す薄毛の治療法です。髪の毛には、成長期・退行期・休止期を繰り返す「毛周期」というサイクルがあり、正常に機能していれば抜け毛も問題ありません。しかし、毛周期が乱れると髪の毛が生えて成長する大切な成長期が短くなり、髪の毛の生育が悪くなって細いまま抜けます。また、休止期も長くなるので抜ける本数も多くなり薄毛の原因となるのです。ハーグ療法に使用するハーグカクテルには、サイトカインという抗炎症効果を持つ物質や成長因子等が含まれています。これを頭皮に数回に渡って注入することにより、髪の毛を生み出す役割の毛母細胞に作用して発毛と成長に繋がるとされています。
ハーグ療法の施術方法は?
ハーグ療法には主に3種類の施術方法があります。まず、パピュール法は頭皮に注射を行うことにより薬剤を注入する方法です。注射なので多少の痛みはありますが、最も一般的な方法で効果が出やすいとされています。次はフラクショナルレーザー法ですが、レーザーを使用して目に見えない程の微小の穴をあけることにより薬剤を注入します。痛みが少ないことと薬剤の効率の良い浸透が特徴です。レーザーを使用することによる皮膚の活性化を促す効果も望めます。ただし、効果には個人差があるといわれています。そして、エレクトロポレーション法は、エレクトロポレーション器を使用した特殊な電気パルスにより微小の穴をあけて薬剤を注入する方法です。痛みが少なく、薬剤の導入率が高いことが特徴です。どの施術方法でも比較的に副作用は少ないといわれていますが、きちんと医師の説明を受けたうえで判断しましょう。